M&Aのその先には何がある?
- aliciamarie0
- Mar 27
- 3 min read

こんにちは、
今週はM&Aのお話です。
周りで、にわかにM&Aの話が多くなっています。
弊社にも、契約には至りませんでしたが、ある日系金融企業が買収した米企業から、日本のビジネス文化をリーダー層に研修してほしいと言う話がありました。
そして、お客様にもM&Aにかかわっている人が増えてきました。
そこで、M&Aのその先はどうなる?日本経済への影響へは?と、AIと会話してみたのが次の結果です。
日本企業の海外買収は、雇用創出と雇用喪失の両面を持つ複雑な影響を及ぼしています。海外での成長が国内の雇用にプラスの影響を与える一方で、国内事業の縮小が雇用喪失を引き起こすリスクも存在します。したがって、企業の戦略や政府の政策が重要な役割を果たすことになります。
企業の戦略と政府の政策??
ちょ、ちょっと待って。
でも、これは買収の後の統合(PMI)がうまくいった後の話ではないですか? ここに行くまでが大変だって、80年代の経験でわかっているはず。
米国にある企業同士でも統合しようとしたら大変なのに、海を越えてやってきた日本の会社がアメリカの会社を買収したら、その会社の人は自分の雇用はどうなるんだろう、女性は差別されるんだろうか、長時間労働や日本語の勉強を強制されるんだろうか、などとたくさんの不安に取りつかれてしまいます。
買収しても、うまく統合できない例、時間がかかってしまい、予想した売り上げや利益が上がらない例、ふたを開けてみたら実は財務状況がひどかった…などの例はたくさんあります。
結果的に買収金額が無駄になる可能性が高い、と言う人もいます。(涙)
それでは、その無駄を避けるためにどうするか。こちらの記事(英語)をAIで訳して読んでみてください。さすがRochel Cuppさんの文章、内容も素晴らしく、英語も流れるようです。
いわく、「80年代の買収の失敗を経て、今度は成功させようと、Due Diligenceにもきちんと時間をかける会社が増えた」
でも、落とし穴はいっぱい。みんな一朝一夕には解決しないことばかり。
1.異文化クラッシュ
2.お互いを「あいつらアメリカ人(日本人)は…」とステレオタイプ化する弊害
3.お互い「うちの会社の方が上」と密かに思っている
4.将来への不安
5.報酬の差について考えていない
6.2つの会社を統合するためのプランがない
日本の企業には、こういった複雑なことを考え、その解決策を頭に、実際の事業運営にかかわれる人がいるのか?と言う点です。
私は買収統合ほど難しい仕事はないと思っています。いきなり100%を買収するのではなく、マイノリティから少しずつ保有率を上げていくというのも手です。
それよりも、日本人がアメリカと言う広い国土で、アメリカ人と言う実に多様な人たちと話し合い、ベクトルを合わせ、力を合わせてもっと大きな利益を上げていく、という大仕事をどう考えるか、そこからスタートしたいです。
Comments